2009/10/08
来週の全米アルバム・チャートで、KISSがキャリア初となるNo.1を獲得する可能性が高まっている。しかしこれを阻みそうな勢いなのがポップ・シンガーMICHAEL BUBLEの『CRAZY LOVE』で、両者の一騎打ちは必至の様相だ。
業界筋によると、WAL-MART独占でリリースされたKISSの新作『SONIC BOOM』は、発売初週に160,000〜180,000枚ほどの売り上げを見込んでいるが、それが実現した場合はNIELSEN SOUNDSCANが1991年に統計を開始して以来、KISSにとってはキャリア最高の週間売り上げを達成する。
一方、10/9にニュー・アルバム『CRAZY LOVE』をリリースした対抗馬のMICHAEL BUBLEは、アルバム発売日にテレビの人気トーク・ショー『OPRAH WINFREY SHOW』に出演して売り上げに勢いを付けた。2007年にリリースした前作『CALL ME IRRESPONSIBLE』は、発売初週に212,000枚を売り上げて初登場2位でチャート・イン。その翌週には見事に全米No.1アルバムに輝いている。
しかし改めて驚くのは、KISSがそのキャリアで1度も全米No.1を獲得したことがないという事実だろう。彼らはこれまでに7枚の全米TOP 10アルバムを送り出してきたが、最も高いポジションだったのは1998年の『PSYCHO-CIRCUS』で、発売初週に110,000枚を売り上げて初登場で最高位となる3位にランク・インした。その他のおもなアルバムとしては、1975年の『ALIVE!』が最高位9位、1997年の『LOVE GUN』が最高位4位、そして1992年の『REVENGE』が最高位6位という成績だった。
関連記事
最新News
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像